平成30年 美術部写生合宿~京都~

平成30年 美術部写生合宿~京都~

2018/5/12

平成30年3月27日(火)~3月28日(水)の期間で美術部写生合宿を行いました。

美術部では毎年春休みに写生合宿を開催しています。今年は京都府にある伊根の舟屋の風景と天橋立周辺にて1日1枚の写生をしました。合宿中の生徒たちの様子をご覧ください。

—1日目—

伊根の舟屋へ出発。行きの高速道路で事故渋滞があり、到着が1時間遅れ、当初の行程通りではなかった為、到着後すぐに昼食を取りました。初めて見る舟屋の風景を見ながらのご飯は格別に美味しそうでした。
1日目の題材はもちろん舟屋!生徒達は舟屋の見えるポイントに分かれて写生します。

 

伊根の舟屋は有名な写生スポットでもあると同時に観光地としても有名です。中には外国人観光客の方に写生中の写真を撮ってもらっている生徒もいました。また観光地と言っても舟屋以外の観光スポットは車で少し離れた所にあるため、本校の生徒の貸し切り状態になることもしばしばありました。写生時間が短く焦る気持ちも舟屋ののんびりとした風景が癒やしてくれたのではないでしょうか。

制作中の生徒の様子です。

 

この日は晴天で真っ白な画用紙が反射し、最高学年の生徒にとっても難しいコンディションでした。

写生自体が初めての生徒は下描きに時間がかかっています。完成するのか心配です。

中学生も高校生と同じ場所で黙々と写生します。顧問の先生のアドバイスを聞いて頑張ろう!

 

集合時間が近づくとどの生徒もスピードアップしてきます。ほとんど同じ場所を見ているはずなのに人によって海の色も構図も違って面白いですね。

この日は舟屋前で集合写真を撮り宿舎へ向かいました。

 

宿舎で入浴も夕飯も済ませた後、もう一踏ん張り!毎年恒例の合評会を行いました。今回は特に時間も無く、日差しで眩しい中での制作だった為この合評会で改めて自分の作品を見て「こんな色で塗っていたのか!」と気付いたり、「もっと~すれば良かった」と思う生徒も多かったです。

ここで初めてお互いの作品を見るので皆他の生徒の作品に興味津々です。
今年も2年生全員が作品の講評をしました。どんな作品でも良い所と改善点を1つ以上あげる事が条件です。この講評で多かったのが塗り残しです。せっかく下描きは上手に描けているのに未完成に見えてもったいない。写生だけに限らずどんなことでも中途半端は良くないですよね。明日の作品では改善しましょう。

 

1日目が無事に終了しました。慣れない環境で写生し疲れたのか消灯時間になると全員ぐっすりでした。先生達の講評の中にあった「せっかく外に来ている意味を考え、五感を使った絵を描こう。自分が気になった一瞬の風景を、自分の感じた色のまま表現しよう。」という写生の面白さを理解し、明日の写生では広がりのある絵が増える事を期待しています。

 

—2日目—

​2日目は少し早めに宿舎を出て天橋立へと向かいました。

振り向くと絶景が広がるリフトで展望エリアへ
写真を撮って今後の制作に活かすのも良いですね
頂上を満喫して写生地へ向かいます

 

 

頂上からの絶景を見て写生に対してのやる気を出してくれたと思います。

2日目の写生地は天橋立周辺ということで個人で描きたい風景も違います。知恩寺のお寺を描いたり、廻旋橋という回転する橋を描く生徒、松林や綺麗な海水浴場、天橋立駅周辺を描く生徒など、写生スポットがたくさんありました。

 

 

知恩寺のおみくじは扇の形をしているものも有り、松に吊されたおみくじだけでも絵になりますね。

 

2日目も暑いくらいの晴天でしたが様々な場所に分かれて時間いっぱいまで写生しました。

 

 

今回の合宿を通して、現地で描くことの意味や意義を部員たちはそれぞれ感じる事が出来たのではないでしょうか。最大限努力して仕上げるという経験を今後の制作に活かして欲しいです。今の部員達は他人の作品を認める力がとても高く、同じ場所を描いていても他人に流されずに自分流の表現方法で描けるのだと感じました。そしてその違いを褒め合える関係が魅力的でした。何かを美しく感じ、他者と共感する心を身に付ける事が出来る、心を豊かにしてくれる美術をこれからも人生に取り入れていって欲しいと感じた合宿でした。

美術部顧問  弘正朋 森岡実里