美術部 全米青少年美術コンテスト2025 八尾地区選考会

全米青少年美術コンテスト2025八尾地区選考会の作品展示が、令和7年 3 月11日(火)~3 月27日(木)の日程で龍華コミュニティセンターのエントランスロビーにて行われました。
このコンテストは、アメリカ各都市とその姉妹都市の青少年を対象に行われており、本校は八尾地区選考会に出品しています。この選考会で最優秀賞に選ばれた作品は姉妹都市協会を通してアメリカのコンテスト本選に参加出来るため、高校生にとっては滅多に経験出来ない国際的な展覧会とも言えます。
今回の大会では
本校の生徒1名が最優秀賞を受賞。2名が優秀賞を受賞。3名が奨励賞を受賞しました。
さらに、最優秀賞作品はアメリカの本選へ出展が決まりました。
今回の募集テーマ
「~友情~世界平和のためにできること」
部員たちはそれぞれ自分なりにこのテーマについて考え、表現していました。
以下、本校の受賞作品です(照明による反射がある作品があります)。

【最優秀賞】 高校3年 松井 瑠美 「抱擁」
どんな人でも地球に生まれた1つ1つの尊い命である。みんな違うからこそこの世界は美しいのではないだろうか。互いを認め合うことで平和・友情に繋がると私は考える。

【優秀賞】高校3年 上田 芽衣菜 「友情の木」
私は全く違う人種でも、会話し、食事をし、手を差し出しあうことで国境を越えた友情がすくすくと育っていく。そんな友情を、平和だと思っています。だから、世界中が私の思う平和になって欲しい。なってくれると嬉しい。そんな気持ちを込めてこの絵を描きました。

【優秀賞】高校3年 山本 彩夢 「Smile memories」
この絵は世界中の子供達の笑顔が絶えることがありませんようにという思いを込めて描いたものです。真ん中に子どもたちを見守る平和の象徴、周りの子どもたちは友達との楽しかった記憶や遊び心を表したものです。左下の時計は友達といると時間が早く過ぎてしまうという意味があり、右の黄色のバラには友情・思いやりという花言葉があります。絵の中から四つ葉のクローバーが見つかるといい事があるかもしれませんね。

【奨励賞】高校3年 西岡 瑞姫 「Hello new world
世界の歴史は争いで成り立っているといっても過言でないでしょう。それを変えようとするならば、まず始めに先進国の、中でも強国たちが手を取り合う必要があるのではないでしょうか。そうすれば本当の意味で平和的な紛争解決になるのではないかと考えました。

【奨励賞】高校3年 村上 心音 「handshake」
友情が世界を形作る。年齢も性別も人種も国籍も関係なく、お互いがお互いに歩み寄り、お互いを知ろうとする意思が平和には必要である。互いを理解しあう多様な世界を子どもたちが描いている様子。

【奨励賞】高校3年 村上 凜 「笑顔は一つの世界を作る」
私は世界を平和に繋げるために1番大切なものは、友情で生まれる笑顔だと思います。友達は助け合い、喧嘩しても許しあえる存在です。そして、笑顔は友達である何よりの証明であると私は思います。もしも、世界中の人みんなが友達になったら世界中の人々が協力して助け合い、許しあう心を持つようになり、それが戦争、貧困など、世界の抱えている様々な問題をみんなで助け合うようになって、解決出来る。そんな考えをこの絵に表現しました。

3月10日(月)には八尾市役所で表彰式が行われました。
受賞した部員も惜しくも受賞とはならなかった部員も、それぞれが思う「友情の力」「世界平和」について、全員が時間をかけて考え、その形を表現しました。テーマを与えられて行う作品制作は、普段自分が深く考えないようなことについても調べたり、描いたりすることができるので、今後の制作のよいきっかけになればいいなと思います。
美術部顧問 弘正朋 原田ひかる 谷山未来