美術部 第66回 大阪私学美術展
平成29年7月25日(火)~7月30日(日)
大阪市立美術館にて第66回大阪私学美術展覧会が開催されました。
大阪府の私学の高校58校と中学校31校が参加し、出品数は計1037点でした。
その中で、本校の生徒の活躍は以下の通りです。
・金光八尾高等学校が24年連続で学校団体優秀賞を受賞する事が出来ました。
・高校3年生1名が大阪市教育委員会賞を受賞しました。
・高校2年生1名が来年度大阪府芸術文化祭典のポスター制作者として選出されました。
・本校から9名の生徒作品が近畿総合文化祭展大阪大会へ出品することとなりました。
高校生の実績
・優秀賞 11点 ・奨励賞 15点 計26点 |
中学生の実績
・優秀賞 2点 ・奨励賞 5点 計7点 |
本校部員の「優秀賞」を受賞した作品です。
高校3年生の作品 絵画部門 サイズF100 優秀賞
高校3年生の作品 絵画部門 サイズF100 優秀賞
高校3年生の作品 立体部門 大阪市教育委員会賞
高校3年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校2年生の作品 デザイン部門 サイズB1 優秀賞
高校1年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 版画
サイズ20×30cm
3点とも優秀賞
中学3年生の作品 サイズF50 優秀賞
中学2年生の作品 サイズB2 優秀賞
今回、本校の生徒作品から感じたのは”挑戦”です。展覧会全体の中で絵画作品のサイズが小さくなっている中、本校の絵画部門の出品全てが100号サイズ(1620×1303cmなど)だったのは何よりの挑戦だったと感じます。想いの強い作品は作品サイズが小さくても完成度が高く、見ていて迫力があるものです。そんな中、「大きいから凄い」ではなく「大きいのに画面全体の完成度が高くて凄い」と思ってもらうには制作自体に技術力、体力そして精神力が必要です。このような取り組みを絵画部門出品者11名全員が出来たことが素晴らしいと思いました。また、時間の無い中で自分の青春を全身像の彫刻に残した立体作品を完成させた生徒もおり、審査では技術面だけではなくその努力や気力も評価されていたと感じます。
表彰式で講評を聞き、さらにやる気をだしてくれたと思います。
「もっと大きな作品を描きたい!」「新しいことがしたい!」といった向上心から描いたことのないサイズに取り組んだ生徒、新しい分野で出品した生徒や私学展に初めて出品することになった生徒など、全員が挑戦したことで搬入日ギリギリに仕上げる事となり大変慌ただしかったです。毎日が一瞬で過ぎ去り展覧会が終わった今では、アドバイスをくれた先輩や先生、友人、送り迎えなど制作に協力してくださった保護者の方への感謝の気持ちと、なによりやりきった達成感を感じているのではないかと思います。
顧問の立場から見ると、まだまだ制作にかける時間もあったと思います。しかし今回集中して取り組むことに慣れていない生徒が、やりがいや達成感を感じることができ、次に活かそうと思ってくれたなら大きな展覧会に出品した意味があったと思います。
今回も様々な作品に対してコメントが届き、作品や自分への自信、生徒たちの今後の作品制作への意欲となったのではないでしょうか。これからも他の生徒の作品を見て「すごい!」と感動できる心と謙虚に目標に向かって努力する気持ちを忘れずに制作していって欲しいです。この貴重な経験をこれからの制作に活かして今後も頑張りましょう。
今回ここで紹介出来なかった生徒の作品は文化祭や学校のロビーで展示もしますので是非お越しください。
美術部顧問 弘正朋 森岡実里