美術部 第68回 大阪私学美術展
2019年7月23日(火)~7月28日(日)
大阪市立美術館にて第68回大阪私学美術展覧会が開催されました。
大阪府の私学高校56校と中学校29校が参加し、出品総数は高校963点、中学校403点でした。
その中で、本校の生徒の活躍は以下の通りです。
・高校3年生1名が大阪市教育委員会教育長賞を受賞しました。
・大阪市教育委員会教育長賞の作品は近畿総合文化祭へ出品することとなりました。
・10月に行われる大阪私立中学校高等学校芸術文化祭典に本校から1作品展示されることとなりました。
高校生の実績 中学生の実績
・優秀賞 11点 ・優秀賞 3点
・奨励賞 11点 計22点 ・奨励賞 2点 計5点
本校部員の受賞作品をご覧下さい
大阪市教育委員会教育長賞 (イラストB1)
優秀賞 (イラスト部門 B1サイズ)
優秀賞 (イラスト部門 B1サイズ)
優秀賞 (イラスト部門 B1サイズ)
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5点とも全て優秀賞 (版画部門) |
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優秀賞 (彫刻部門)
優秀賞 (絵画部門 S100号サイズ)
中学校優秀賞
中学校優秀賞
中学校優秀賞
今回は彫刻部門で質の高い作品が数多く出品できました。彫刻は立体感覚、素材、色彩と様々な事に気をつけなければなりません。今回奨励賞や優秀賞となった生徒達は特に素材や構成等にこだわっていたように感じます。ひらめきや、自分のアイデアを大事に、これからも新しい事に取り組んでほしいです。
新しいと言えば、下の作品です。高校2年生の作品で、「夢に出てきた事を思い出して制作した」そうです。作品の額装に自分の手をたくさん付けたり、パネルを焼いて穴を開けたり、硝子をはめ込んだり、、、自分の夢を再現するためにいろんな事にチャレンジしました。時間が足りなかった事もあり、荒い部分が目立ってしまったのか、作品は奨励賞でした。時間をかけて制作した大作だったので悔しいでしょうが、今回出来なかったことをふまえて、気持ちを切り替え次の作品に活かしてほしいです。
奨励賞 (絵画部門 F100号サイズ)
高校2年生の制作した下の作品も今までにない作品で面白かったです。風景画を葉っぱや木の実だけで作った作品です。作品の中に自然のもの以外は使われておらず、木の実同士をひっつけて花にしたり、木の実にワイヤーを通してパネルにくくりつける等、この作品もかなりの制作時間がかかっていました。一枚一枚の葉をつけていく作業は簡単に見えるかもしれませんが、色味の構成力も必要で、同じ大きさの葉を見つけることも難しかったそうです。コツコツと日々取り組み作品を完成させることが出来たので、額装も生徒が作りましたがとても難しそうでした。
奨励賞 (絵画部門 F30号サイズ)
展覧会は毎年、新しいアイデアでいっぱいで、展示した時に他校の素晴らしい作品も気になってしまいます。そんなレベルの高い作品の中で受賞出来た生徒達は、他の素晴らしい作品に負けないくらいの良さがあったのだと自分を褒めてあげましょう。受賞出来ると嬉しいですが、どんなに頑張っても受賞出来ない時もあります。悔しい思いをしたり、納得出来ないかもしれません。でもそんなときこそ自分の作品は自分で褒めてあげましょう!あなたの作品の良さはあなたが一番分かっているはずです。制作過程を思い出し失敗したことがあるのなら、次の作品がさらに良くなるように改善していきましょう。また次の私学展での作品を期待しています!
美術部顧問 弘正朋 森岡実里