高校41期生 新入生オリエンテーション合宿

高校41期生は4月20日から21日、「オリエンテーション合宿」として兵庫県豊岡市の神鍋高原を訪れました。
新たな制服に袖を通した高校1年生たちが、仲間とともに一歩を踏み出した3日間。
この合宿は、協力して行動すること、役割を果たすこと、自分の考えで動くこと――そんなこれからの学校生活で大切にしたい姿勢を、体験を通して学ぶ機会となりました。
ときに戸惑いながらも、仲間と声をかけ合い、助け合う姿には、はじまりの季節ならではのまっすぐな力強さが感じられました。
それでは、この合宿での41期生たちの様子をご紹介します。
【集団行動】
~歩幅をそろえて、心をひとつに~
入学間もない高校1年生たちが、声を掛け合いながら真剣な表情で取り組んだ集団行動。互いの存在を意識しながら動きを合わせる経験のなかで、仲間とともに行動する難しさと「協調」することの大切さを実感している様子でした。

【班ごとのオリエンテーリング】
~仲間と進む未知のルート~
地図を手に、班ごとに目的地を目指すオリエンテーリング。進路を自分たちで選び、判断する中で、「協調性」とともに「自主性」も養われていきます。チームの中で支え合う姿が印象的でした。

【校歌発表会】
~自ら考え、自ら表現する~
各クラスが一丸となって取り組んだ校歌発表会では、歌い方や演出を自分たちで工夫しながら、堂々と披露する姿が見られました。自分たちで内容を考え、「責任」を持って形にする――そんな「自主性」の芽生えが、舞台の上に輝いていました。最後は41期生全員での大合唱で締めくくりました。

【ホテル内での共同生活】
~小さな役割に、大きな責任感~
室長、食事係、風呂係、美化係など、宿泊先での生活にはさまざまな役割分担がありました。決して目立つわけではないけれど、誰かの快適さや安全のために尽くす行動に、「責任感」が育まれていく様子がうかがえました。
【学校生活の心構えについての研修】
~これからの3年間をどう過ごすか~
学年の先生方からの講話を通して、高校生活で求められる姿勢について学びました。メモを取りながら真剣に耳を傾ける姿からは、自分自身の成長への意欲が感じられました。

【飯盒炊さん】
~苦労のさきの、一番おいしい昼ご飯~
火を起こし、飯を炊き、協力して調理するという非日常の体験。うまく炊けたご飯に歓声が上がったり、煙に苦戦したりと、自然の中での体験はどれも思い出深いものになったようです。食後には、自然と笑顔と会話が広がっていました。全員で役割を分担しながら作り上げた昼食には、特別な達成感がありました。

カレー作りのようすです。

【オリエンテーション合宿を終えて】
~企画担当より~
高校生活のスタートにあたり、生徒一人ひとりが協調性・責任感・自主性を実感できる場をつくりたい――そんな思いから、このオリエンテーション合宿を企画しました。
集団行動や役割分担、班活動を通して、生徒たちは仲間とともに課題に向き合い、自ら考え行動する姿を見せてくれました。
ここでの出会いや挑戦が、これからの高校生活の確かな土台となることを願っています。