美術部 本物に触れる
2016年12月15日(木)12:30~19:00
湘南美術学院の油絵科 統括/進路アドバイザーの佐藤友則先生による講演
・東京藝術大学合格者 参考作品の鑑賞 ・美術大学進学者の就職状況(予備校卒業生)
・質疑応答 ・本校生徒作品の御講評 などについてお話いただきました。
美術大学合格者の予備校入学当初から合格直前までの作品歴や、合格者のインタビューなど魅力的な内容ばかりでした。
今回の部活動は、美術系大学ってどんなところなんだろう?どんなことを学ぶんだろう?といった状態の1年生。 美術系大学に行きたいと考えているけれど、どうすれば合格するのか?どの学部、学科を自分が4年間かけて学んできたいのか?まだ明確に決まっていない2年生。志望の美術系大学があり、一般入試に向けて頑張っている3年生、既に推薦入試やAO入試で大学に合格しているけれど、どうしても再現作品を見てみたい!と参加した3年生など、目的や意識は違いますが、集まった生徒約30名にとって、忘れられない1日になったと思います。
学科ごとに異なる美術大学の実技試験
合格者再現作品を鑑賞する生徒たち
こんなに多数の再現作品を見るのは初めてです!
どのお話も為になるものばかりで、生徒だけでなく、教員一同も勉強になりました。
今回佐藤先生にお越しいただいて
普段パンフレットの小さな画像でしか鑑賞することの出来ない合格時再現作品を近くで拝見する事が出来、生徒の美術に対する意欲が高まったと感じました。さらにどのようにして美術と職を結びつけていくのか、大学生の明確な就職先についてお話頂き将来について不安に思っていた生徒も、好きな道へ進む決心が付いたようです。質疑応答や、自分の作品を講評していただいたことで、関心のあった学部の詳しい技法や、高度な表現方法を知ることも出来、生徒たちの目も輝いて見えました。
そもそも今回のテーマは本物に触れるです。美術館へ行って刺激を受けるように本物の再現作品を見て刺激を受け、普段と違う先生からの指導で新しい視点から美術に向き合うことが出来たのではないかと感じました。
美術という科目や分野は、「難しい」「苦手」「才能がないと出来ない」と思われがちです。本校に入学してくる多くの生徒もそのような考えを持っています。しかし実際美術は、誰もが表現者になれる素晴らしいツールであり、私達の生活に欠かせない身近な存在なのです!例えばポスターやCM、洋服、建物や公園、生活雑貨、チラシや雑誌、普段購入している商品のパッケージなど、探せばいろんな所にデザインという美術が関わり、生活に彩りを添えてくれています。今回参加した生徒の中からも美術大学へ進学し、美術職に就く生徒も出てくるでしょう。将来美術を通して、世の中のお役に立てる人になって欲しいと思います。
私達教員も生徒の前向きな気持ちを全力でサポートしていきたいと感じました。遠方からお越しいただいた湘南美術学院の佐藤先生ありがとうございました。
http://www.artshonan.jp/(湘南美術学院のホームページ)
美術部顧問 弘正朋 森岡実里