美術部 第65回 大阪私学美術展会
平成28年7月26日(火)~7月31日(日)
大阪市立美術館にて第65回大阪私学美術展覧会が開催されました。
大阪府の私学の高校59校と中学校32校が参加し、出品数は計1416点でした。
その中で、本校の生徒の活躍は以下の通りです。
・金光八尾高等学校が23年連続で 学校団体優秀賞 を受賞
・高校2年生1名の作品が 全国高等学校総合文化祭 へ出品される事になりました。
高校生の実績
・優秀賞 13点 ・奨励賞 19点 計32点 |
中学生の実績
・優秀賞 2点 ・奨励賞 7点 計9点 |
本校の部員の「優秀賞」を受賞した作品です。
高校2年生の作品 絵画部門 サイズF100 優秀賞
高校3年生の作品 デザイン部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 デザイン部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 デザイン部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 デザイン部門 サイズB1×6 優秀賞
高校3年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校3年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校2年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校2年生の作品 イラスト部門 サイズB1 優秀賞
高校2年生の作品 立体部門 優秀賞
高校3年生の作品 版画
サイズ20×30cm 優秀賞
中学3年生の作品 サイズB2 優秀賞
中学1年生の作品 サイズB2 優秀賞
今回、本校の生徒の作品からは”追求”を感じました。自分の考えや思いを伝えるためにはどんな表現方法が適しているのかを各自で考えた事で、昨年に比べ立体分野やデザイン分野の出品が増えました。その結果受賞することができた生徒もいれば、分野に適していないといった判断で受賞することができなかった生徒もいました。限られた素材や制作時間の中で自分の力を出し切ったとしても評価されない場合があり、自信を失ってしまう生徒もいます。自分の行動が全力だったのか、怠けてしまったのかは自分が一番よく分かっているはずです。他人の評価で自分の価値を決めるのではなく、制作過程や努力を自分で評価し、自信を持って今後の制作にも取り組んでもらいたいと思います。顧問の立場から見ても時間を無駄にせず、集中して取り組める生徒が多かったので、やりがいや達成感を感じることができ、充実した日々になったのではないかと思います。自分の思いを追求するだけでなく、”出品分野や作品を見る人の気持ちを考えて制作する”大切さに気付くことができるのも、大きな展覧会の良いところだと感じさせられました。
———————————-今回の展覧会で工夫がみられた作品も紹介しておきます—————————————–
高校3年生の作品 プラモデルではなく、すべて自分で造り上げており、制作に対する熱意や努力を感じる作品になっていると思います。作品のスケールにあった素材を探す事も難しかった様で、試行錯誤に時間をかけていました。また救護船として提案していたため、構造や設備も改良した作品となっています。今後は新しい形のデザインも視野に入れて活躍して欲しいです。
高校3年生 瞳を描いた作品は数多く見られますが、今回は自分が何処までリアルに描けるのかを追求した作品になっていると思います。ただ瞳を描くのではなく「憂鬱」というタイトルを表現する事が難しかったようです。制作中キャンバスから離れて作品を見つめる場面を良く見ました。近くで描いていると描きすぎてしまう部分をぼかしながら展示された場所でよりリアルに見えるよう工夫したそうです。
高校2年生 この作品は男性用のワンピースを提案したデザイン作品です。ワンピース=女性ファッションと考えてしましがちな中「自然」というタイトルで出品しました。男性が着ていても違和感が無く、着心地が良い作品となりました。面白い着眼点で、そのテーマを表現することができています。
今回も様々な作品に対してコメントが届き、作品や自分への自信、生徒たちの今後の作品制作への意欲となったのではないでしょうか。これからも、良いと感じた物を見て素直に「すごい!」と表現できる人になっていってもらいたいです。
今回の貴重な経験をこれからの制作に活かして今後も頑張りましょう。
美術部顧問 弘正朋 森岡実里